勝手にしやがれ!
本でもなんでもそうなんだけれど、理由は説明できないが、妙に心をひきつける作品に出会うことが、しばしばある。それは割と一生涯の付き合いになることが多い、んじゃないかと思う――人生八十年生きてみないことにはわからないけれれど――
ジャン=リュック・ゴダールの『勝手にしやがれ』はスロースロップにとってそういう映画だ。
ヌーヴェルバーグという、フランスの映画が世界中を席巻した時代があった。フランソワ・トリュフォー(『大人はわかってくれない』)なんかが有名だから聞いたことくらいはあるって人も多いことだろう。
その中でも、ゴダールは現在に至るまで映画ファンをハラハラ(笑)させ続けている存在であり、彼の最初期の作品が『勝手にしやがれ』だ。
主演はジャン=ポール・ベルモンド、ヒロインはジーン・セバーグ。団塊の世代にとっては懐かしい名前なんじゃないだろうか?――スロースロップの親父も、ベルモンドは懐かしいと言っていた――
つまり俺は阿呆だ。
という強烈なフレーズから、この作品は始まる。ベルモンド演じるミシェルは車を盗んで売ることで生計をたてている。根っからのアウトローといった感じ。
サングラスに斜めにくわえたタバコ。それがめちゃくちゃに格好いい。というか、彼はひっきりなしにタバコを吸い続ける。最初から最後まで。
ジーン・セバーグはアメリカからパリに留学しており、新聞売りのバイトをしながら、新聞記事を書かせてもらいたいと思っている。本好で、成り上がりを狙っている女だ(ちなみにフォークナーが好きみたいだ)。
映画の内容は二人の刹那的な関係を描いている。もちろん一口に言えないのだが、大筋を言えば、そんなところだ。
ここから、読むほうがうんざりするほど薀蓄を語りたいところだが、止めておく。この映画についてあれこれ語るのはみっともないからだ。
魅力を幾つか上げる。
1・セリフの一つ一つが魅力的に出来上がっている。例として
海が嫌いなら、山が嫌いなら、都会が嫌いなら、勝手にしやがれ!
セリフには痺れさせられる。ゴダールの映画はその難解さで有名だったりするんだけど、非常にわかりやすく、感覚に訴えるものがある。だからこそ(?)セリフも以降の作品に比べて意味をとりやすい、と思う。
2・映像がとにかくスタイリッシュ。というか、スタイリッシュというのはこういう作品をいうのだ、というお手本みたいな作品。特にジャンプ・カットなんかは有名かな? 手持ちカメラでの撮影がやけに合っている。
3・ベルモンドがひたすらに格好いい。この映画を見ると無性にタバコが吸いたくなる。
4・ベルモンドとセバーグの関係が・・・・・・。うーん言葉にできない。でもすごく、実感もするし共感もするけれど、どこか自分とは切れたところにいるような気がする。そこがたまらなくスロースロップの心の一部分をつっつく。
魅力を語ればきりがないので、ここらで止めとく。・・・・・・なんか今日は全部中途半端だ。
ベルモンドはゴダール作品でいえば『気狂いピエロ』にも出てるんだけど、スロースロップはこっちの方が好きだ。
もしこの作品を見て、ゴダールを好きになったなら、筑摩書房から『映画史』という本が出てるからぜひ読んでほしい。ゴダールの考えがいくらか理解できるから(同名のものでゴダールの映画もある。そっちはまだ見たことがないんだけど、ゴダールが映画の歴史を語るってものらしい。本と同一の内容なのかもしれない)
最後にゴダール映画のお気に入りベスト3を発表して、終わろう。
第三位 『女と男のいる舗道』
第二位 『アワーミュージック』
第一位 『勝手にしやがれ』
※ なお、ピストルズのたった一枚のアルバムの邦題も『勝手にしやがれ』。
ジャン=リュック・ゴダールの『勝手にしやがれ』はスロースロップにとってそういう映画だ。
ヌーヴェルバーグという、フランスの映画が世界中を席巻した時代があった。フランソワ・トリュフォー(『大人はわかってくれない』)なんかが有名だから聞いたことくらいはあるって人も多いことだろう。
その中でも、ゴダールは現在に至るまで映画ファンをハラハラ(笑)させ続けている存在であり、彼の最初期の作品が『勝手にしやがれ』だ。
主演はジャン=ポール・ベルモンド、ヒロインはジーン・セバーグ。団塊の世代にとっては懐かしい名前なんじゃないだろうか?――スロースロップの親父も、ベルモンドは懐かしいと言っていた――
つまり俺は阿呆だ。
という強烈なフレーズから、この作品は始まる。ベルモンド演じるミシェルは車を盗んで売ることで生計をたてている。根っからのアウトローといった感じ。
サングラスに斜めにくわえたタバコ。それがめちゃくちゃに格好いい。というか、彼はひっきりなしにタバコを吸い続ける。最初から最後まで。
ジーン・セバーグはアメリカからパリに留学しており、新聞売りのバイトをしながら、新聞記事を書かせてもらいたいと思っている。本好で、成り上がりを狙っている女だ(ちなみにフォークナーが好きみたいだ)。
映画の内容は二人の刹那的な関係を描いている。もちろん一口に言えないのだが、大筋を言えば、そんなところだ。
ここから、読むほうがうんざりするほど薀蓄を語りたいところだが、止めておく。この映画についてあれこれ語るのはみっともないからだ。
魅力を幾つか上げる。
1・セリフの一つ一つが魅力的に出来上がっている。例として
海が嫌いなら、山が嫌いなら、都会が嫌いなら、勝手にしやがれ!
セリフには痺れさせられる。ゴダールの映画はその難解さで有名だったりするんだけど、非常にわかりやすく、感覚に訴えるものがある。だからこそ(?)セリフも以降の作品に比べて意味をとりやすい、と思う。
2・映像がとにかくスタイリッシュ。というか、スタイリッシュというのはこういう作品をいうのだ、というお手本みたいな作品。特にジャンプ・カットなんかは有名かな? 手持ちカメラでの撮影がやけに合っている。
3・ベルモンドがひたすらに格好いい。この映画を見ると無性にタバコが吸いたくなる。
4・ベルモンドとセバーグの関係が・・・・・・。うーん言葉にできない。でもすごく、実感もするし共感もするけれど、どこか自分とは切れたところにいるような気がする。そこがたまらなくスロースロップの心の一部分をつっつく。
魅力を語ればきりがないので、ここらで止めとく。・・・・・・なんか今日は全部中途半端だ。
ベルモンドはゴダール作品でいえば『気狂いピエロ』にも出てるんだけど、スロースロップはこっちの方が好きだ。
もしこの作品を見て、ゴダールを好きになったなら、筑摩書房から『映画史』という本が出てるからぜひ読んでほしい。ゴダールの考えがいくらか理解できるから(同名のものでゴダールの映画もある。そっちはまだ見たことがないんだけど、ゴダールが映画の歴史を語るってものらしい。本と同一の内容なのかもしれない)
最後にゴダール映画のお気に入りベスト3を発表して、終わろう。
第三位 『女と男のいる舗道』
第二位 『アワーミュージック』
第一位 『勝手にしやがれ』
※ なお、ピストルズのたった一枚のアルバムの邦題も『勝手にしやがれ』。
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