sex pistols 万歳!!
『時計じかけのオレンジ』という映画をご存知だろうか? A・バージェスの名著をスタンリー・キューブリックという映画監督が――スロースロップの大好きな映画監督です――映画化したものだ。主人公はアレックスという名の凶暴な男だ(俳優はマルコム・マクダウェル)。
その昔、sex pistols(以下ピストルズ)というバンドがあった。1975年のロンドンで生まれたそのバンドは、1977年に解散した。その短すぎるバンドはパンク・ロックというカオスを生み出した。ヴォーカルはジョニー・ロットン(現在のジョン・ライドン)、ギター、スティーヴ・ジョーンズ、ベース、グレン・マトロック(後にシド・ヴィシャスに変更)、ドラムにポール・クック。
1960年代、ロックの共同幻想が世界を包み、1970年代に入り、その熱は急激に冷え込み、ロックはもはや世界を変えるほどの力は持っていなかった。誰しもロックの終わりを想像した。だが、ロックは終わりませんでした(笑)よくよく考えればそんなやわな音楽じゃない。ロックは、パンクという思想を手に入れて、再び熱気を取り戻した(ロック史の細かな説明ははぶきます)。
パンクは世界を変えた。
ピストルズというバンドは、70年代のパンク・ロック・ムーヴメント代表するバンドだ。では、どういった音楽をやったのか? 曲を聴けばわかるが、とても入りやすいメロディ、下手糞な演奏、従来のロックよりはスピードがあるが、現在、我々から見て、特筆すべきほど早いわけではない。じゃあ、何がすごいのか? 歌詞? いや、たしかに歌詞はアナーキーという言葉に代表されるように、アグレッシヴで批評精神たっぷりの歌詞だが、目を見張るほどではない。ピストルズというバンドは、音楽以上にその振る舞いがよく話題にされた。テレビで世界初「FUCK」という言葉を使ったし、女王即位25周年では、女王を馬鹿にするような曲を出し、船の上でライブをして警察に捕まった。だが、これはただのパフォーマンスであって、ピストルズを十全に表せていない。ではなにが?
それはロットンの声だ。
ロットンの個性もさることながら、その声が、唄い方が、ライブでのパフォーマンスが、ピストルズをパンク・ロックの盟主にさせたのだ。
その声は挑発的で、一度聴いたら忘れられないほどの衝撃を、耳に残す。
冒頭で「時計じかけのオレンジ」の話題に触れたが、ロットンという個性は、映画の中の凶暴な主人公、アレックスを現実のものにしたのだ。もちろん、それはパフォーマンスだ。だが、パンク・ロックの攻撃性はアレックスと伍することはあっても、ひけをとることはない。乾ききった時代――当時のロンドンの状況はひどいものだったらしい――を破壊するには、それほどまでに衝撃的な攻撃性が必要だったのだろう。
というかうだうだと書くのは、パンクに反する、と思う。スロースロップ自身はパンクではないけれど、憧れるわけです。とにかく、曲を聴いてほしい。簡単だ。ピストルズは一枚しかアルバムを出していない。『Never Mind The Bollocks』邦題は『勝手にしやがれ』。とにかくこれを聴けば、パンクが何なのかということがわかる。あわせて、映画で『ザ・グレイトロックンロール・スウィンドル』と『ノー・フューチャー』をお勧めする。前者は趣味的なピストルズの糞フィルムで後者はドキュメンタリータッチの映画だ。どちらも同じ監督、ジュリアン・テンプルという二流監督が撮っている。映画としての出来はお粗末だが、ピストルズが死ぬほど格好いいので、何とか見るに耐えるものになっている。
今回シド・ヴィシャスには触れなかった。理由はスロースロップがあまりシドが好きではないからだ。
もっと喋りたかったが――クラッシュやらラモーンズやらを――ここらでやめておく。長くなりすぎるから、それにうまく表現できないから。曲だけが、十全にピストルズを表現している。スロースロップが言いたいのは、そんだけ。
その昔、sex pistols(以下ピストルズ)というバンドがあった。1975年のロンドンで生まれたそのバンドは、1977年に解散した。その短すぎるバンドはパンク・ロックというカオスを生み出した。ヴォーカルはジョニー・ロットン(現在のジョン・ライドン)、ギター、スティーヴ・ジョーンズ、ベース、グレン・マトロック(後にシド・ヴィシャスに変更)、ドラムにポール・クック。
1960年代、ロックの共同幻想が世界を包み、1970年代に入り、その熱は急激に冷え込み、ロックはもはや世界を変えるほどの力は持っていなかった。誰しもロックの終わりを想像した。だが、ロックは終わりませんでした(笑)よくよく考えればそんなやわな音楽じゃない。ロックは、パンクという思想を手に入れて、再び熱気を取り戻した(ロック史の細かな説明ははぶきます)。
パンクは世界を変えた。
ピストルズというバンドは、70年代のパンク・ロック・ムーヴメント代表するバンドだ。では、どういった音楽をやったのか? 曲を聴けばわかるが、とても入りやすいメロディ、下手糞な演奏、従来のロックよりはスピードがあるが、現在、我々から見て、特筆すべきほど早いわけではない。じゃあ、何がすごいのか? 歌詞? いや、たしかに歌詞はアナーキーという言葉に代表されるように、アグレッシヴで批評精神たっぷりの歌詞だが、目を見張るほどではない。ピストルズというバンドは、音楽以上にその振る舞いがよく話題にされた。テレビで世界初「FUCK」という言葉を使ったし、女王即位25周年では、女王を馬鹿にするような曲を出し、船の上でライブをして警察に捕まった。だが、これはただのパフォーマンスであって、ピストルズを十全に表せていない。ではなにが?
それはロットンの声だ。
ロットンの個性もさることながら、その声が、唄い方が、ライブでのパフォーマンスが、ピストルズをパンク・ロックの盟主にさせたのだ。
その声は挑発的で、一度聴いたら忘れられないほどの衝撃を、耳に残す。
冒頭で「時計じかけのオレンジ」の話題に触れたが、ロットンという個性は、映画の中の凶暴な主人公、アレックスを現実のものにしたのだ。もちろん、それはパフォーマンスだ。だが、パンク・ロックの攻撃性はアレックスと伍することはあっても、ひけをとることはない。乾ききった時代――当時のロンドンの状況はひどいものだったらしい――を破壊するには、それほどまでに衝撃的な攻撃性が必要だったのだろう。
というかうだうだと書くのは、パンクに反する、と思う。スロースロップ自身はパンクではないけれど、憧れるわけです。とにかく、曲を聴いてほしい。簡単だ。ピストルズは一枚しかアルバムを出していない。『Never Mind The Bollocks』邦題は『勝手にしやがれ』。とにかくこれを聴けば、パンクが何なのかということがわかる。あわせて、映画で『ザ・グレイトロックンロール・スウィンドル』と『ノー・フューチャー』をお勧めする。前者は趣味的なピストルズの糞フィルムで後者はドキュメンタリータッチの映画だ。どちらも同じ監督、ジュリアン・テンプルという二流監督が撮っている。映画としての出来はお粗末だが、ピストルズが死ぬほど格好いいので、何とか見るに耐えるものになっている。
今回シド・ヴィシャスには触れなかった。理由はスロースロップがあまりシドが好きではないからだ。
もっと喋りたかったが――クラッシュやらラモーンズやらを――ここらでやめておく。長くなりすぎるから、それにうまく表現できないから。曲だけが、十全にピストルズを表現している。スロースロップが言いたいのは、そんだけ。
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